不登校の子どもや親への支援活動を行ってきたNPO法人「東京シューレ」の奥地圭子理事長は「夏休み明け、春休み明け、ゴールデンウィーク明けが断トツに多くなる。残念ながら自殺する子どもも多くなる時期だ。学校のように上から先生が決めたり、命令したり、全員一緒にではなく、それぞれのペースを尊重して個人個人の持ち味とか気持ちとかを尊重しながらやっていこうと。選択の中には家もあるよということは知っておいて欲しい。"家庭では育たない。どこかに通わなきゃ"と思っている親は多い」と話す。
その上で「社会というのは理不尽なものなので、その中で生きていかないと稼ぎも得られないし、自分の子どもに何か買ってあげることもできない。学校もそうだし、10代のうちにそのことを学ぶのも必要だと思う。その中で、普通は家庭や友達、地域がある種の"安全地帯"として機能しているはず。しかし、その理不尽は段階を踏んで学ぶものだし、安全地帯が無い場合を考えなくてはいけない。ゆたぽんさんのように、ネットで多くの人から誹謗中傷が来るような理不尽は普通の大人でも体験しない。そこはちゃんと周りの大人がデザインしてあげないといけない」と指摘した。
また、ゆたぽんについて石井氏は「不登校になった直後は、中学生であっても自分で理由を説明できる子はほとんどいない。多くの場合、不登校の理由は10年、20年経ってやっと整理がつくもの。つまり、この10歳の子が深刻ないじめを受けていたとしても全く不思議ではないし、"宿題拒否"だけが注目されるのはかわいそうな気がする」と話していた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)
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(出典 news.nicovideo.jp)
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