海外ニュースサイト『THE Sun』は5月29日、48歳のブラジルの男性ボディビルダー、バルディル・セガトさんが筋肉に油を注射し続け死の危険にさらされているにもかかわらず、油を注射することをやめないと宣言していると報じた。

 一部のボディービルダーが使用する「シンソール」は、85.0%の合成油脂、7.5%の痛み止め(リドカイン)、7.5%のアルコールで構成。主に美容整形やボディビルで使用される薬だ。一見すると筋肉が肥大し、超人ハルクのようなムキムキの肉体になる。しかし頻繁に使用し続けると、油脂に含まれる毒素のせいで絶え間ない痛みに襲われ、腎不全に陥り、上腕部が破裂することもあるそうだ。

 バルディルさんは、「シンソール」を上腕二頭筋や胸筋、肩に注射。理想の体格を手に入れたとSNSに投稿しているが、「シンソール」の影響で、このままでは脳卒中になるとの医師の警告を無視しているという。

 このニュースが世界中に広がると「合成油脂を筋肉に注入? 聞いただけで体に悪そう」「マンガみたいな筋肉だけど作り物か、虚しくないのか?」「死ぬからやめろって言われているのになぜ彼は耳を傾けないんだ」「これは一種の病気よ」などの声が挙がっていた。

 同じく『THE Sun』が3月19日に報じた記事では、ロシアの男性ボディビルダー、キリル・テレシンさんが自身の両腕をポパイのようにするためシンソールを注入したことにより、死の危険にさらされていると伝えた。医師は、シンソールを体内に注入することで、神経損傷、感染症、潰瘍、脳卒中などのリスクが高くなると警告している。なお、その後のテレシンさんの病状については不明である。

 ボディビルダーの中には、筋肉を大きくし、限界まで脂肪をそぎ落とした肉体を作ることにまい進しすぎてしまう例が他にもあるようだ。

 「母乳」が史上最高の筋肉増強のサプリメントであると称賛するボディビルダーもいるようだ。彼らは自分のパートナーから提供してもらうこともあるようだが、海外ではネット販売での入手が一般的であるという。しかし母乳の場合、HIVや細菌の感染の可能性もあるため、安全とは言い切れない上、筋肉増強の効果も科学的に証明されていないようだ。

 海外のニュースサイトMail Online』は、2014年12月4日テレビ番組に出演したイギリスの女性が、子供たちのクリスマスプレゼント購入のための資金稼ぎのために自身の母乳をネットで販売していると報じている。

 また、限界まで肉体改造に挑んだあまりに餓死した日本人ボディービルダーもいる。日本で伝説として語り継がれるボディビルダーであるマッスル北村こと北村克己氏は、日本人としては、あり得ないほどの筋力量を持っていることで有名だった。しかし、大会出場に向け減量中だった2000年8月3日、39歳という若さで亡くなった。原因は、減量による異常なまでの低血糖で引き起こされた心不全。普通なら、減量中といえども多少の炭水化物や糖分を取るのだが、北村氏は「自分の限界を見てみたい」との執念で、飴すらなめず、死に至った。

 ボディビルダーたちは理想の体型を追求しようと、さまざまな肉体改造に励んでいる。しかし、中には命を落とすほどの危険を犯している場合もあるようだ。

記事内の引用について
記事名:GONNA NEED A BIGGER BRA
Bodybuilder becomes latest to risk death by injecting oil into his muscles but swears his ridiculous pics are the real deal
URLhttps://www.thesun.co.uk/sun-men/9174612/bodybuilder-death-injecting-oil-into-muscles-pics-real/
Cash-strapped mother-of-four reveals she is selling her own BREAST MILK to fund children's Christmas presents
URLhttps://www.dailymail.co.uk/femail/article-2860527/Cash-strapped-mother-four-reveals-selling-BREAST-MILK-fund-children-s-Christmas-presents.html
Breast Milk = Greatest supplement ever
URLhttps://forum.bodybuilding.com/showthread.php?t=138482993&page=1
Should You Drink Breast Milk to Build Muscle?
https://blog.bulletproof.com/breast-milk-bodybuilding/

画像はイメージです


(出典 news.nicovideo.jp)


<このニュースへのネットの反応>

扇風機筋肉おじさん!


これやって腕が破裂した人いなかったっけ?


一瞬サイボーグみたいなのを思い浮かべたぞw


競技連盟が禁止薬物に認定すりゃ終わる話じゃないの?


ほんまに見かけだけやなぁ。そんなんでええんか?


やっぱ扇風機おばさんを彷彿とさせる記事やね、見かけだけの筋肉ってどうなのよ


「魅せる」ために努力と鍛錬で鍛えた筋肉だからこそ美しいのであって、整形は違うだろ。


>>かむば人は見た目が第一っていうし多少はね?見た目のために顔に毒素注入する人もいるし


内実が一切ともなわず見てくれだけ凄ければいいのなら最新鋭の肉襦袢でも着ればいいのに。


極限まで削ぎ落とした身体に鬼が宿る


シンソールで手に入れた偽りの肉体。


シンソールで画像検索してみたけど、ほんとに一部分だけめちゃくちゃ膨らんでて不自然極まりない


>sonic6055 ほぼ無意味だね。ここまで病的な人の大半は、ムキムキになりたいのであって他人の評価など関係ないから、連盟が何を言おうが知ったこっちゃない。しかも、この注射剤の成分自体は脂質・アルコール・痛み止めに過ぎない。したがって、禁止したとしても尿検査では検出不可能で、CTやMRIと言った大掛かりな手段が必要になる。


いい加減薬物による、不自然な筋肉を付けてる*は大会出場禁止にしろよ。自然な筋肉の美しさの欠片もない、人工的な筋肉を称賛してどうする。


「速すぎるエンジンはダメ!運転席の防護も必須!」みたいにどんどん厳しくなっていくレース競技もあれば車にジェットエンジンまで積んでひたすら最高速の記録を目指す(当然ほんの少しの偶然で*)人たちもいる。頂点を目指すってそういうもんだろ。プロスポーツの世界だって未だにステロイドに手を出す奴が後を絶たんのだし


マッスル北村が*だのは知ってたけど、低血糖が原因で*だってのは知らなかった。てっきり禁止薬物か何かの副作用で逝ったのかと思ってたわ。


この記事のせいで久しぶりにカブトボーグ23話を見たくなって見たがやはり神アニメだったわ。お前らも見て


見せかけの筋肉(筋肉ではない)なのにボディビルダーって呼べんのか?


こういう奴は*のも含めてぜんぶ覚悟の上でやってるだろうから、外野が何言っても無駄だと思う。命を削ってつくる彫刻品だと思えば、こういうのにも芸術性はあるんだろう。俺には理解できないが。


筋肉はつけても憑かれるな