バーチャルYouTuber、“マシナリとも子”による不定期コラム第3回。前回のネタ打ち合わせで「2~30年前に発売されたゼットンプラモがめちゃくちゃエモいので紹介したい」と言っていたとも子ですが、今回も却下して別のネタを書いてもらおうと思っていたところ、「ゼットンペンギンみたいでかわいい」「ゼットンは実質池袋晶葉ちゃん」などと意味不明なことを口走りはじめたため、仕方なく今回はゼットンプラモについてってもらうことにしました(ゼットン池袋晶葉ちゃんかどうかは読者のみなさんの判断にお任せします)。

【画像:ちょ、君そのポージングなんだ??????】

プラモデル人生で一番好きなのがゼットン

 。そしての大地。この美しい地球はわれわれみんなの手で守っていかねばなりません。

 マシナリとも子よ。

 つかぬことを聞くけど人類はさぁ、いままでクリアするまでにいちばん時間がかかったゲームって、何?

 めちゃめちゃ個人的な話なんだけどマシナリとも子スーパーファミコンの「ウルトラマン」なんだよな。開田裕治さんのパッケージイラストカッチョいいアレよ。あのゲームが発売されたころは「スーファミって画面がキレイボタンがいっぱいあってスゲ~~!」ってころでよ。マシナリとも子アホみたいにプレイしたもんよ。発売されたばっかりのころにプレイした記憶があるから1991年か。

 んで、プレイしたことある人は分かると思うんだけどこのスーファミゲーム、4面の敵のブルトンがめちゃめちゃ強いんだよ……。それまでの敵は飛び蹴りしてりゃ勝てるんだけどブルトンはえげつないダメージ線とか撃ってきてって死ぬの。ふざけんな。当時はどんなに頑ってもクリアできなくて泣きながら投げたんだけどその後マシナリとも子も人間社会パワーなどを吸収して成長し、数多くのゲームクリアしたことで自信もつきまして発売から15年たった2006年になってようやくブルトンを倒し、ゲームクリアすることができました。15年だよ、15年。「ウルトラマンメビウス」放送してたころだよ。

 ……はい、というわけで今回はそんなウルトラマンよりゼットンプラモデルがとても良いという話をしていきたいと思います。うん、すまない。スーファミの話は前置きです。あんまり関係ない。いや、ちょっとはあるかな……。このプラモデルパッケージも開田裕治さんのゼットンだからな。

 マシナリとも子もまぁご多分に漏れずいろいろ今までの人生プラモデル作ってきたんだけどそのなかでも一番好きなのがこのバンダイゼットンプラモデルだね。まあまあ年代物で、説明書によると発売されたのは1985年らしい。ガンダムで言うと「Zガンダム」とかやってたころだな。

 で、このプラモデルのなにがイイかというと、もちろんプラモ自体の出来もいいんだけど全体的に全てがいい。プロダクトとしてイイ。コクがある。まずこのかっこいいパッケージイラストを見てくれ。背景ウルトラマンが死んでるよ。カッコよすぎる。最高だろ? 片仮名の「ゼットン」より英字表記の「Z-TON」のほうがデッカく書かれてるのもイイよな。そう書くんだ、っていう感動もある。

 側面も劇中のカラー写真とか載っててとてもいいです。解説文の「ウルトラマンもたじたじのモンスター。」という表現も最高。たじたじっていうか殺してたじゃん。ウルトラマン前向きに倒れたあとあおむけになってたじゃん。

 中身を見てみましょう。パーツは基本的にで、胸と口(?)の黄色いところはクリアパーツ。説明書は片面の解説と塗り方がカラーで、組み立て方はモノクロなよくあるカンジのやつ。

 んで、またこの説明書がとっても味わい深いんだよ……。例えばこのカラー写真を使った「ゼットンカラーガイド」なんだけどさ……。見てよこの写真のキャプション。「どこから見てもカッコイイ宇宙恐竜ゼットン!」と来た。え、何? いや分かる分かる。確かにどこから見てもカッコいいけどスゲー主観ブチ込んできたなビックリした。いや、あんまりこの手のプラモの説明書で「どこから見てもカッコイイ」って表現見ないからさ。ビックリした。

 さらにたまらないのは、その右下に2代目ゼットン写真ポンっと貼り付けてあること。しかもさっきは「どこから見てもカッコいい」と主観まるだしのキャプションが添えられてたのにこっちは「2代目ゼットン。」とめちゃめちゃ塩対応すごい。「ハッキリとは言わんがの言いたいことは……分かるな?」と説明書越しにライターの気持ちが伝わってくるようだ。コミュニケーション

 裏面の解説も、「ゼットンというキャラクターの生態・設定」というよりは「いかにゼットンが類まれな存在で、カッコいいか」を解説しているゼットン大好き文となっており圧すごい。そしてやはり2代目について触れている。触れているけど……“やっぱりゼットンも「初代」に限るのだ!”。……disってない! ギリギリ、ギリギリの表現だ! ギリギリdisってないぞ。すごいな

 パーツも観察してみましょう。本キットは固定ポーズプラモデルで……ちょっと往年のガレージキットっぽさも漂う感じのプラモになっとる。背中のシワとかかなりいい感じじゃねえかよ。脚なんかもヒザに関節いれる必要がないのでキグルミ感強くていいですね。なんかいままで気付かなかったけど、こうして脚だけ切り取られて色もついてない状態だとちょっとレッドキングっぽさもあるよな。プラモデルとして出会ってなかったらゼットンの脚がレッドキングっぽいなんて思うこともなかっただろうし、良かったよ。

ゼットンくん、君そのポージングなんだ???????

 パッパカ切り離して、試しに組み立ててみましょう。いきなり腕とかくっつけると工作するのに不便なのでテープで留めて立たせます。

 というわけで色こそ塗ってないものの取りあえずゼットンが立ちました。カッコいいですね……ってえっ!?!?! ちょ、ちょ、ゼットンくん! 君そのポージングなんだ???????

 いやめちゃめちゃカッコいい。すげーカッコいいよ。パーツの合いはあんまり良くないけど形状とかモールドとかすげ~いい感じでカッコいいよ。でもさ……そのポーズ……そのポーズさ……。アレじゃん。お前、どう見ても……どう見ても仮面ライダーじゃねえかッッッ!!!

 アップで見てみましょう……。…………いや…………仮面ライダーですね。言い逃れなく仮面ライダーだ。どう見てもこれは仮面ライダー変身ポーズだろ。2号とかV3とかBLACK変身ポーズだろ。そして君は仮面ライダーじゃなくてウルトラマンの敵キャラだろ。親に向かってなんだその変身ポーズは。

 あまりに自信満々にポーズ取ってるから不安になって「もしかしてマシナリとも子が覚えてないだけで本編仮面ライダーっぽいポーズとってるんだっけ?」って「さらばウルトラマン」見てみたけどやっぱりそんなポーズ取ってなかったよ……。ゼットンといえば「両腕を外に広げたポーズ」「線跳ね返すときの両腕を前に突き出したポーズ」「バリアー貼るときの両腕をあげたポーズ」あたりが定番だよな……。なんで仮面ライダーっぽいポーズを……?

 現行商品の「ウルトラ怪獣シリーズソフビと並べてみましょう。ウン! ソフビよりパーツ分割が多いのでプラモのほうは立体感メチャ気持ちいいですね。とくに頭部はシャキっとしててカッコいい! 全身のシワモールドもすばらしい……。なんて、なんてカッコいいゼットンの立体なんだ……。

 と、それだけにポージングがマジ。と、いうことでこのキット、「ハチャメチャに出来がいいのにポージングが」というなかなかない魅を持っている製品なのです。いや、ホントにポージングだけがだわ……。でもこの造形でポージングが普通だったら「普通に出来のいいゼットンだね」で終わりそうなのでこれで正解なのかもしれん。もしかしたら発売当時の模型雑誌とか読むとこのポージングの理由が書いてあったりするんでしょうか。まったく調べがつかなかったのでか知ってる人いたら教えてください。

 というわけであとは適当に作っていく。接着してヤスって~……。

 微妙にスキマとかもくのパテで埋めて……。

 そうこうしてるうちにだんだんヤスった合わせ付近がツルツルになってきやがる。ゼットンの表面はツルツルではないので適当にシワを新しく彫ったりパテで荒らしたりしてごまかしたりする。このあたりは適当にやってもなんかそれっぽくなるので良い。怪獣の表面はあんまりツルツルでキレイだったりしないので適当にやってもなんかそれっぽくなってくれてありがたい。怪獣最高。ゼットン宇宙恐竜だけど。宇宙恐竜って何?

 あとは色塗っておしまい。いやおしまいじゃなくてまだ結構こまかいのはあるし色塗るまでもいろいろこまかい工程あったんだけど全部解説するとみなさんの一生も終了するのでこんなもんで勘弁してくれや。適当に作ってもそれっぽくなるのでゼットンは……。

 はい、というわけでゼットン完成しました。本当にかっこいいですね。そして変身ポーズ

 じつは右のおっぱいパーツ燥させてるときにいろいろ事故がありひん曲がって縮んでしまったのですが完成してみると意外と違和感ありませんね。違和感ないだろ? ないってことにしておいてください。イジられるとサイボーグといえど泣いてしまうので……。

 あらためてウルトラ怪獣シリーズソフビと。並べてみるとやはり胴に入った変身ポーズがジワジワ来るわね……。

 と、いうわけでバンダイゼットンプラモがめちゃめちゃいいというお話でした。良かっただろ? しばらく再販されてないみたいなので再販してくれねえかな~~。ほかにもこのシリーズメカゴジラとかキングギドラとかあってけっこう出来いいのが多いんだよな。まぁ中には「初代ゴジラプラモにVSシリーズゴジラの頭をつけたプラモ」とか妙なのもあるんだけど……。このゼットン較的流通してるみたいで、オークションとかでも1000円くらいで買えるから興味が出た人は探してみてくれよな。ほんじゃな。ジュワッチ。

ライターマシナリとも子

徳で動くバーチャルYouTuberサイボーグ)。「アイドルマスター シンデレラガールズ」の池袋晶葉ちゃんのファンプロデューサーを増やして投票してもらうために2018年4月に活動開始。前世はプラモ雑誌の編集をしていたとも言われているが定かではない。現在BOOTHでグッズを売ったりLINEスタンプを売ったりして糊口をしのいでいる。スマホアプリも出てます。お仕事募集中。

YouTubeチャンネルhttps://www.youtube.com/user/barzam154

バンダイの1/350ゼットンのパッケージ。絵がカッコよすぎるぜ……(編注:正式名称は「The特撮Collection 12 宇宙恐竜ゼットン」)


(出典 news.nicovideo.jp)


<このニュースへのネットの反応>

【30年以上前に発売されたゼットンのプラモがめちゃくちゃエモい件を全力で解説する】の続きを読む